2011年12月13日火曜日

ギリシャ・ゾンビ

ギリシャ・ゾンビです。珍しいギリシャ製のゾンビ映画。まあ、ゾンビ映画に限らずギリシャ映画を見る機会は、そうそう無いんですが。
中年の作業員らしき3人組が巨大な洞窟を発見した場面から始まります。中に入っていくと何かが襲いかかってくる…って、その"何か"からの視点なので、正体は不明です。「死霊のはらわた」みたいな感じと言えば分かるでしょうか?
場面変わって、洞窟探検の記憶を無くした3人が、一人はサッカー場、一人はクラブ(ディスコ?) 、一人は自宅のテレビでサッカー観戦。突如、苦しみだした3人は、いきなり近くの人間を襲い出します。さらに、襲われた人間は生き返って、直ぐに他の人間を襲いだし、あっという間に街中が大パニックに!
で、ここから、生き残った人々が逃げ回るのが本編。途中からメンバーが増えたり減ったり(死んだり)しながらゾンビに占拠された死の街を右往左往するのです。

とにかく構成、脚本が悪い。ダメゾンビ映画の典型的なパターンです。
ゾンビ襲撃→場所変える→ゾンビ襲撃→場所変えて…を繰り返すだけです。
また、スタイリッシュな映像(?)を取り入れているのが意味不明でマイナス効果。
ゾンビストが好きなグロ映像も頑張って入れていますが、作り物感全開でイマイチ乗りきれません。

以下、思いっきりネタバレなので、ご注意。
とにかく、登場人物がバカすぎですが、代表的なシーンを。
(1)後半です。無人の店舗で食料調達のシーンです。一人が店に入り、他のメンバーは車で待機し、周囲を警戒します。ここまでは当たり前。ところが運転手はキーを抜いて外に立っています。さらに、そのキーを放り投げて受け取ることを繰り返しています。何度もゾンビの襲撃を受けた後半ですよ?で、ゾンビの集団が出現した時に、驚いてキーを落とす間抜けぶり。下が下水溝になっているのはお約束。これが序盤なら分かりますが、クドイようですが終盤です。
(2)最後のクライマックスです。ホントのホントにネタバレです。でも、この作品を見た人は書かずにいられないと思います。
最後の絶体絶命のピンチです。と、突然、助けに現れたのは中盤で別れた軍人さん。助けに来たってなことを言いながら一人です(まあ、それはともかく)。自信たっぷりに、こっちへ来いと生き残った3人を先導します。足取りに迷いはありません。みんなで走る走る。いろんなモノを越えたり、ドアをくぐり抜けたり…夜だったハズなのに、いつのまにやら明るくなっています。着いた先はサッカースタジアム!?迷いなき中尉さんは全員をグランドの中心に連れていきます。そして4人が背中を合わせるようにして輪を作り腕を組みます。誰か(女性)が、「漏れそう」なんて言ってるのを「我慢しろ」と諫めたり。上空から4人を撮しているカメラが上に引いていきます。嫌な予感が頭をよぎります。普通ならヘリが助けに来る状況ですが、どう見てもこの映画は(悪い意味で)普通ではありません。
カメラはどんどん引いていきます。遂にスタジアム全体が画面に収まります。すると、スタジアムの周囲には大量のゾンビが!ゾンビはどんどん集まってきます。そして、ついにグランドへも雪崩込むゾンビの大群!画面は暗転し、エンドロールが流れ出します。嫌な予感は的中しました…
クライマックスの中尉の行動は全く意味が分かりません。グダグダな流れの結果がこれでは、時間の無駄としか言いようがありません。ギリシャ製と言われなければイタリア製かと(まあ、どちらもラテン系ですが)感じるぐらいで、ギリシャに興味がある人が見ても面白くありませんし、ゾンビ系を制覇しようとするゾンビストぐらいですかねぇ…

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